体罰:部活中、生徒に 各務原高の野球部元監督を処分 /岐阜

体罰:部活中、生徒に 各務原高の野球部元監督を処分 /岐阜
毎日新聞 2013年3月29日(金)11時32分配信

 県教育委員会は28日、部活動の指導中に体罰を加え、生徒にけがをさせていた県立各務原高校野球部元監督の男性教諭(50)を減給10分の1、1カ月、他に県立高校と特別支援学校で教職員17人を文書訓告、同11人を厳重注意とする処分をしたと発表した。
 県教委によると、男性教諭は昨年8月、毎日記入し点検を受ける野球部の「ノート」の提出がきちんとできていないことを叱責し、生徒の頬を平手でたたき、左耳の鼓膜に穴が開くなど約3週間のけがをさせた。他に15人の生徒にも殴るなどの体罰を加えていた。
 男性教諭は、高野連から6カ月間の謹慎処分を受けており、「今後は生徒が分かってくれるまで何度も話をする」と話しているという。
 県教委は昨年4月から今年1月末の実態を調べ、公私立合わせて57校70人の教員が児童・生徒171人に体罰を加えていたとして、処分を検討していた。
 県教委では体罰に関する情報提供を呼びかけており、メールなど随時受け付けている。匿名も可。宛先は各学校か県教委([email protected])。【山盛均】
3月29日朝刊

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